
メンバー紹介
見えない努力が、見える信頼になる

槇田 勇太
品質管理(5年目)
WTMとの出会い
以前は、プラスチック製品の射出成形を行う会社にて、現場での工程検査を担当していました。昔から細かい作業が好きで、検査という仕事は自分の性に合っていると感じていました。
その後、家庭を持ち子どもを授かったことで、生活基盤の安定や自分自身のキャリアアップを考えるようになり、転職を決意。転職サイトでWTMを知り、前職の検査経験を活かせる点、努力次第でキャリアアップが目指せる環境、そして社食や住宅手当などの福利厚生が充実している点に魅力を感じて入社を決めました。
WTMでの仕事
入社後は、前職のスキルを活かして品質管理部門に配属されました。与えられた仕事をこなすだけでなく、自ら仕事を見つけて動く風土があり、比較的自由度の高い会社だと感じたのを覚えています。意見も伝えやすい雰囲気があり、WTM中国の検査基準に対して、日本水準に近づけるような改善提案も積極的に行いました。新参者ながら、そうした提案に共感してもらえたことは、とても嬉しかったです。
現在は、品質管理の実務だけでなく、部門全体の運営や人材育成も担当しています。不良流出を防ぎ、適切な検査機材を選定することで作業効率を高めるなど、品質を支える仕組みづくりに取り組んでいます。また、製品の梱包に至るまで、お客様の手元に届くその瞬間まで品質に気を配ることを大切にしています。
WTMでの仕事観
社長からよく聞く「絶対品質」という言葉は、社員一人ひとりに浸透していると思います。お客様の立場に立てば、品質はそのまま信頼につながるもの。高いレベルが求められますが、その分やりがいも非常に大きいです。
私たちが策定したJISに基づく品質基準や検査項目は、WTM中国の検査チームや製造メーカー工場とも共有しながら、協力して改善を進めています。こうした地道で継続的な取り組みを積み重ねることで、WTMならではの「品質文化」が少しずつ熟成されてきていると感じます。
仕事のエピソード
印象に残っているのは、量産化を見据えた加工部品の検査治具の製作です。効率や再現性を高めつつ、検査精度を確保するというバランスに悩みながらも、最適解を導き出せたときの達成感は大きかったです。
また、図面に対する独自の計測方法を社内の検査機器を駆使して確立し、最終的にお客様へ「良品」として自信をもって納品できた瞬間には、大きなやりがいと安堵感を覚えました。
WTMの魅力
検査・検証の領域でも、お客様の多様なニーズに応えられるのがWTMの強みです。先日も、検査をご依頼いただいたお客様から「WTMさんの測定結果と、エンドユーザーの測定結果がほぼ一致していました!」というお言葉をいただき、自信につながりました。
面白いと感じるのは、お客様に対するサービス精神がとても旺盛なところです。自社の利益よりも「お客様の成功」を優先し、そのために必要な提案やアイデアを惜しまない文化があります。自分で考え、責任をもって行動することが求められますが、努力している人を社長がしっかり見てくれて、応援してくれるのが心強いです。
将来の夢
漠然としていますが、将来的には「検査・品質管理領域の顧問」のような存在になりたいと思っています。検査基準を定めるだけでなく、さまざまな製品を検査する意義や面白さを伝えられるような、そんな人になれたら嬉しいです。